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【亀戸中央公園】12月6日(土)自然観察会『サザンカガイドツアー(2回目)』を開催しました!
- 亀戸中央公園
いつも亀戸中央公園をご利用いただきありがとうございます。
12月6日(土)は自然観察会の特別会として『サザンカガイドツアー(2回目)』が開催されました。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
まずは先生から『サザンカ観賞の豆知識』の解説です。
(1)サザンカは日本の固有種:沖縄、九州。山口県、愛媛県に分布
(2)サザンカの分類
・サザンカ群:サザンカの自生種(原種)に近いグループ
・カンツバキ群:寒椿(獅子頭)の実生またはその後代のグループ
・ハルサザンカ系:サザンカとツバキの園芸種またはその後代のグループ
(3)亀戸中央公園のサザンカの品種
資料をもとに、それぞれの品種の系統や特徴などの説明を受けます。
そしていよいよ現地での観察です。
<『昭和の栄(しょうわのさかえ)』の花の中心>
テニスコートの入り口そばの『昭和の栄』が満開の花を咲かせていました。
花びらがみっしりと重なりあって、とても華やかな印象ですが、これには秘密があります。
花の真ん中、通常だと黄色いオシベがありますが、中にはこのオシベが花びらに変化しているものがあります。
その様子を参加者のみなさんとじっくり観察しました。
- 通常のオシベ
- オシベが花びらに変化している
- 中央の花だけでなく左奥の花も変化している
<C地区で最も多い『初光(はつひかり)』>
C地区の白花のほとんどは、『初光』という品種です。
テニスコートや多目的広場のまわりや、サザンカコーナーで、いまもっとも見ごろを迎えています。
つぼみは濃いピンク色をしていますが、花は真っ白で、外側だけがほんのりピンクを残しています。
前回見ていただいた『朝倉』と同じ系統の種で、同じく「横顔美人」ですね。
- 多目的広場の周囲
- サザンカ島でもメイン
- テニスコート横でも満開に
- ピンクのつぼみがたくさん
- 花は大輪
<真っ白な『富士の峰(ふじのみね)』>
テニスコート横には大きな『富士の峰』が2本と、サザンカコーナーの一画に5~6本の『富士の峰』が植えられています。
『初光』と同じく白花ですが、一番のちがいは、真っ白なこと。
つぼみも真っ白ですし、花全体にもピンクの部分はありません。
B地区の水神通り近くにもたくさん植えられていますので、凛としたたたずまいをお楽しみください。
- 青空をバックに
- サザンカコーナーに並ぶ姿
- 凛とした白い花
- つぼみも真っ白
<サザンカコーナーの掲示板>
サザンカコーナーに植えられている品種を中心に、名前と特徴の簡単な説明が書かれています。
参加者のみなさんは、周りに咲いているサザンカと掲示板を見比べながら、名前を確認したりしていました。
<『御美衣(おみごろも)』が満開>
掲示板のすぐそばの『御美衣』が満開でした。
今年は昨年に比べると、花も大きく、花数もたくさんで、とても見ごたえのある状態となっています。
- 掲示板そばの御美衣
<B地区の混植エリア>
さまざまな品種を混ぜて植えられている「混植(こんしょく)」の植え込み。
B地区のアンズ林の向かい側のこのエリアでも、多数の花が咲きそろってきました。
芝生広場向こうの樹々の紅葉とともに、お楽しみください。
- 混植エリア
- 『三国紅(みくにこう)』
- 『昭和錦(しょうわにしき)』
- 『立寒椿(勘次郎)』
- 『サザンカ乙女』
- 『見驚(けんきょう)』
- 『見驚(けんきょう)』
- 『寒椿(獅子頭)』
<A地区の『想夫恋(そうふれん)=日の出富士』>
A地区にはたくさんの想夫恋が植えられており、いまがちょうど見ごろとなっています。
亀戸中央公園では『想夫恋』の名前でご紹介していますが、『日の出富士』の名前の方が一般的かもしれません。
その名前の由来となっているのが、花の中心にほんのり紅がさしていること。
その様子をみなさんで観察しました。
また今回も先生のお話は盛りだくさんでした。
このブログでご紹介しきれなかったお話のいくつかは、また別の日の「サザンカだより」の中で引用させていただきたいと思います。
次回の自然観察会は、来年2月15日(日)となります。
「冬越しの生き物を探そう」がメインのテーマですが、今回まだ咲いていなかったハルサザンカ系の『笑顔』や『蜀紅錦』などのサザンカもご覧いただけると思います。
みなさまのご参加を心からお待ちしています。
また、亀戸中央公園にご来園の際には、園内のサザンカの品種を記載した【サザンカ位置図】もぜひご利用ください。(サービスセンターでも配布中です)





































