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【尾久の原公園】9月の自然観察会は「秋の鳴く虫」を観察しました
- 尾久の原公園
いつも尾久の原公園をご利用いただきありがとうございます。
9月28日(日)に自然観察会を行いました。
9月のテーマは「秋の鳴く虫探し」です。
エンマコオロギやカンタンの仲間を探します。
場所は尾久の原公園内にある「虫の王国」です。
「虫の王国」へ向かう道の途中で、まずは園内花壇に立ち寄ります。
花壇は蜜を求めてたくさんの虫が飛んでいるので、観察するには最適の場所です。
特にキク科の花は口が長くない虫でも蜜を吸えるので
いろんな種類の虫が寄ってきます。
舞い飛ぶヤマトシジミが多数見られました。
カメラに収めようとするとヒラヒラと舞うので
ヤマトシジミは撮れませんでした。
今度は目の前の帽子に停まるイチモンジセセリの撮影に成功しました。
湿地に目を向けると黄色い蝶2羽キタキチョウが見られました。
こちらも少し遠くて写真は撮れませんでした。
二匹で踊るように戯れていたのは交尾のためでしょうか。
足元をすばやく走る虫を発見しました!
鮮やかな赤い背中のセアカヒラタゴミムシです。
すばやく落ち葉の中に隠れてしまうので、なかなか捕まえられません。
ようやく「虫の王国」へ到着しました。
毎回のことながら、ここまでたくさんの虫たちに出会うことが出来ました。
「王国」の生い茂った草むらでは、一歩踏み出すごとにバッタの仲間たちが飛び跳ねます。
コバネイナゴを始めクビキリギス、ショウリョウバッタ、オンブバッタなど
たくさんの虫に出会えました。
少し茂みをガサガサしてみます。
ヒゲナガカメムシやウズラカメムシなどのカメムシが多く見つかりました。
そこに混じってウスカワマイマイもいました。
そしてこれはオオウンモンクチバの幼虫です。
成虫も捕まえられました。
色々な場所でエンマコオロギのリューリューという鳴き声や
ツヅレサセコオロギ(リリリリリ)、
カンタン(ルルルルル)、
ホシササキリ(ジー、ジー、ジー)など様々な鳴き声が聴こえましたが
肝心の姿を見つけることは出来ませんでした。
「虫の王国」の豊かな草が虫たちの隠れ場所を用意していて、なかなか発見できません。
解散しようとした最後に、ついに一匹のエンマコオロギの捕獲に成功し、
参加者一同、歓声を上げました。
ご参加の皆様ありがとうございました。
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間もなく虫の季節も終わりを迎えます。
ぜひ次回の自然観察会にお越しください。
10月19日(日)10:00~11:00
*5月から開放してきた「虫の王国」もこの日で終了です。
・事前申し込み
Tel. 03-3819-8838
または直接、尾久の原公園サービスセンター迄
・30名まで
・参加無料