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【亀戸中央公園】9月20日(日)自然観察会『中秋の風景を楽しもう』を開催しました!
- 亀戸中央公園
いつも亀戸中央公園をご利用いただきありがとうございます。
ようやく暑さがやわらぎ、すごしやすくなってきました。
9月20日(土)は自然観察会『中秋の風景を楽しもう』が開催されました。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
まずは先生から本日の解説です。
この時期に亀戸中央公園や旧中川の川岸で見られる植物や生き物を、写真を交えてご説明いただきます。
〇この時期に見られる花
・ヒガンバナ ・サルスベリ
〇樹々の実
〇生き物
特にこの時期の蝶は、繁殖のためにつがい(番)でいることが多く、2匹で重なっている様子が見られるとのこと。
そして、重なった姿とそっくりな形をした『ちょうつがい(蝶番)』の名はここからきているとの解説に、「おお、なるほど」とご参加者からも声があがりました。
また、先生が道すがら公園の内外で採取された草花を見ながら、それぞれの名前や特徴を教えていただきました。
特に、この時期はイネ科の植物がたくさん見られるとのことです。
そしていよいよ現地での観察です。
※写真は前日や当日午後に撮影したものを含みます。
<ヒガンバナ>
ちょうどこの日は、『秋の彼岸の入りの日』にあたります。
お彼岸の時期に咲くからヒガンバナとの名前の通り、テニスコートそばに一群れのヒガンバナが咲いていました。
赤い花が原種で、白い花は交配種とのことです。
ヒガンバナは、花が咲いている間は葉がつかず、花が終わってから葉を茂らせ、球根に栄養を貯めます。
<ヒメリンゴ>
遊具広場横のヒメリンゴが、まだ青い実をたくさん落としていました。
ちゃんと熟せば食べられる実だそうですが、この夏の暑さが負担になったのか、熟す前に落ちてしまったようです。
<イッサイサルスベリ>
「矮性」という、背の高くならない品種のサルスベリです。
クレープのようにひらひらとした花びらの様子を間近で観察します。
花の横にはすでに実もつけ始めています。
百日紅という名前の通り、花の長いサルスベリならですね。
<林床のカタバミ>
林床の一画にカタバミを見つけました。
写真に撮り損ねましたが、ヤマトシジミもいました。
ヤマトシジミは、1㎡のカタバミがあれば生育できるそうです。
<旧中川沿い>
旧中川沿いの土手から川岸に降りて、辺りの植物を観察します。
〇ワルナスビ
薄紫の可愛い花を咲かせていますが、葉の裏から茎の周りに、びっしりとするどいとげをつけている、とてもあぶない植物です。
〇セイヨウモロコシ
セイヨウモロコシがたくさん生えている川べりを歩きます。
<観察したどんぐり各種、木の実に花>
たくさんのどんぐりが実をつけていました。
〇マテバシイ
〇シラカシ
〇スダジイ
〇プラタナス
枝に丸い実がついてることはよく見ますが、その実が地面に落ちているところはあまり見かけないと思いませんか?
今回、珍しく昨年の実が落ちているのを見つけました。
割ってみると、小さい種の集まりだったことがわかります。
樹上でばらばらになって飛んでいくから、丸い実が落ちてるのを探しても見つからなかったんですね。
〇サンゴジュ
前回の観察会でも見ることができたサンゴジュの実ですが、今回さらに赤味が増しているように感じました。
珊瑚のように真っ赤な実というのが、今回さらに実感できました。
今回ご紹介したものは先生のお話の中の一部分で、観察会ではもっとたくさんの様々なお話をうかがいました。
参加者様からは、「いろいろ植物の名前を教えていただき、楽しかったです」「ふだん何気なく見ている草や木をじっくり見られて面白かったです」「ご夫婦共に楽しんでいました。また参加したい」「たくさんのイネ科の草を教えていただきました」「近くに住んでいますが、知らないものをたくさん知れてよかったです」などのご感想をいただきました。
どうもありがとうございました。
次回の自然観察会は、10月13日(月祝)に開催予定です。
『実りの秋を探そう』がテーマとなります。
みなさまのご参加をお待ちしています。