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【亀戸中央公園】7月24日(木)『自然観察会特別回~親子で楽しむセミの羽化』を開催しました。
- 亀戸中央公園
いつも亀戸中央公園をご利用いただきありがとうございます。
7月24日(木)は自然観察会特別会として、『親子で楽しむセミの羽化』を開催いたしました。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
まずは先生からセミに関する解説です。
セミの基本知識は以下のような内容で。
・セミの種類と分布
・セミの鳴く時期
・鳴き声と時間帯
・セミの大声の秘密
・セミの天敵
また、『アブラゼミの一生』として、孵化(ふか)から羽化(うか)まで、それぞれの段階での
状態の説明がありました。
アブラセミの羽化については、羽化の開始から完了までを、写真付きの資料で解説されました。
さらに、途中で面白い豆知識を一つ。
先生が見せてくださったのは、『バルタン星人』の写真。
なんとこれは、セミがモデルになっているのだそうです。
詳しく言うと、ウルトラQに出てきた『セミ人間』にハサミをつけたのが『バルタン星人』
だそうですよ。
子ども達以上に、つきそいの親御さんや職員達が興味津々で耳を傾けていたような気がします。
最後に、セミの抜け殻のお腹側を見て、オスメスを見分ける方法を教えていただき、
実際の抜け殻で見分けのチャレンジ。
そうこうするうちに、いい感じに日も暮れてきて、いよいよ現地での観察に出発です。
<地面の穴>
セミの幼虫が地面から抜け出たときの穴が、いたるところに開いています。
その中で、穴のふちが綺麗に丸になっているものは、すでに抜け出た後とのこと。
ふちがギザギザでいびつなものは、まだ幼虫がその中にいる可能性があるそうですが、
この日は残念ながらみつけられませんでした。
<木の幹や枝葉を懐中電灯で照らして見る>
穴から出たセミの幼虫は、木の幹をのぼり、枝をつたい、葉の先まで行って羽化を行います。
セミを観察する場合は、丁寧に木の幹や枝葉を懐中電灯で照らして、そこにのぼっている幼虫が
いないかを探すのが一番のポイントです。
B地区の旧中川沿いや、どんぐり山、中央広場そばのメタセコイア並木などで、幹をのぼる
セミの幼虫を観察することができました。
先生が「そこにいるよ」と教えて下さるものが多いのですが、子ども達も懐中電灯で一生懸命探して、「見つけた!」「ここにいるよ!」と、嬉しそうに声を上げていました。
- 木を登るところを観察
- 地面を這うセミを見つけて観察
<羽化の様子>
今回のハイライトは、A地区のJR高架そばや水神通り沿いの林の中でした。
たくさんのセミがあとからあとから羽化する様子を見ることができました。
しかも、子供たちにも見やすい、低めの枝で羽化しているものが多く、ご参加者のみなさまは
楽しそうに写真を撮ったり、親子でお話をされていたりしました。
参加者様からは、「なかなか体験できないイベントに参加できてよかった」
「娘も私も初めて知ることがたくさんで、とても勉強になりました」
「セミの羽化や羽化前に歩いている姿が見られて感動しました」
「命の尊さに感動しました」「子供がすごく目を輝かせて楽しんでいました」
「資料が詳しくて理解が深まりました」「たくさんのセミが見られてよかった」
などのご感想をいただきました。
ご参加どうもありがとうございました。