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【亀戸中央公園】2月15日(土)自然観察会『冬越しの生き物』ご報告

  • 亀戸中央公園
'25.02.20

いつも亀戸中央公園をご利用いただきありがとうございます。


2月15日(土)は自然観察会『冬越しの生き物』が開催されました。
たくさんのご参加、ありがとうございました。


まずは先生から本日の解説です。


(1)江東区の花「サザンカ」と江東区の木「クロマツ」
・今の時期はハルサザンカが見ごろ
・クロマツとアカマツの冬芽の見分け方
(2)公園で見られる生き物の冬越しの姿
・樹木の冬芽
・鳥、虫たち

たくさんの写真が掲載された資料をもとに、それぞれの特徴や見分け方などの説明を受けます。


そしていよいよ現地での観察です。
(※写真は、同日午後にあらためて撮影したものも含みます)


【樹形による品種の見分け方】
樹々の葉の落ちた冬の時期は、樹形の観察にぴったりです。
主な樹形の特徴の解説とともに観察します。

<傘型:ソメイヨシノ…横に大きく張り出した傘のような姿>

<盃型:カンザン(里桜)…枝の先が上に上がり、盃のような形>

<ほうき型:アマノガワ(桜)>

<卵型、倒卵型:クスノキ…卵のように丸みを帯びた樹形>


【様々な樹木の冬芽】

<クロマツとアカマツの冬芽の見分け方>
じゃぶじゃぶ池まわりや水神通り沿いに、クロマツとアカマツが植えられています。
それぞれの冬芽を観察します。

<タブノキの冬芽>
タブノキには大きく赤い冬芽がたくさんついています。
これは花と葉の両方に育っていく芽で、「混芽(こんが)」と言います。
もう半月ほどすると、もっと大きくなって目立ってきます。

<リョウブ>
亀戸スポーツセンター向かいのA地区入り口に植えられているリョウブ。
陣笠をかぶっているような芽を観察します。


<トチノキ>
トチノキは粘り気のある液で芽を包んで寒さや虫を防いでいます。
冬を越すための戦略ですね。
A地区正面階段横のトチノキは、低いところにも芽をつけた枝があり、詳しく観察できる良スポットです。


<イヌザクラ>
どんぐり山に1本あるイヌザクラが、真っ赤な芽をたくさんつけています。
幹の根元からたくさんひこばえが出ていて、間近で芽を観察できます。


<ドウダンツツジ>
春になれば小さな白い花を咲かせるドウダンツツジが、かわいい赤い芽をつけています。
遠目に見るとうっすらと枝の先が赤く染まって見えます。

【ハルサザンカ】
園内では、ハルサザンカが見ごろを迎えています。
その特徴などを解説いただきながら、鑑賞しました。

<笑顔(えがお)>
ピンクの大きな花を咲かせる笑顔。
C地区のサザンカ山周辺で見ごろです。
ハルサザンカはツバキとの交配種なので、ツバキの特徴も併せ持っています。
根元に散っている花びらといっしょに、花ごと落ちているものがあります。

<星飛竜(ほしひりゅう)と飛竜(ひりゅう)>
白い斑が入っているのが星飛竜、入っていない濃いめの赤い花が飛竜です。

<蜀江錦(しょっこうにしき)>
A地区の蜀江錦がたくさん花をつけていました。
花だけでなく、葉にも黄色い斑が入っています。

【白梅(ハクバイ)と、梅林の豊後梅(ブンゴウメ)】

B地区の水神駅側入り口そばのハクバイが花をつけていました。
まだ三分咲きほどでしたが、可憐な白い花と丸く膨らんだたくさんのつぼみがとてもいい感じでした。
ちなみに梅を使った家紋は160種ほどもあるそうで、中には花を裏側から見た「裏梅」をモチーフにした家紋もあるそうです。


梅林のブンゴウメは、アンズとの交雑種とのことで、通常のウメよりは少し咲く時期が遅いとのこと。
この日はまだつぼみだけでしたが、翌日あたりからちらほら咲き始めています。
なお、木の先端の細く赤い枝は、「当年枝(とうねんし:今年伸びた枝)」で、まだ若い枝を紫外線から守るために赤くなっているそうです。


今回も先生のお話は盛りだくさんで、ご紹介したものはその中のほんの一部になります。
参加者様からは、「樹形の種類が勉強になりました」「冬芽がよくわかり、楽しかった」「咲きはじめの梅が美しかったです」「見たり触ったり、ゆっくり説明して下さって穏やかな気持ちですごせました」「自分ではきれいだねーで通り過ぎてしまう木々をゆっくり見てまわり、へぇと思うお話も聞けて楽しかったです」などのご感想をいただきました。



次回の自然観察会は、3月30日(日)となります。
テーマは、「サクラ咲く、春笑う公園」です。
お待ちかねのサクラを中心に、春の公園をたっぷり観察していただく予定です。
みなさまのご参加を心からお待ちしています。