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【尾久の原公園】冬を越す虫たちの観察会を行いました
- 尾久の原公園
12月15日に行った自然観察会のテーマは「越冬昆虫」。
樹名板の裏に隠れた昆虫や落ち葉の下の幼虫を探す少々マニアックなテーマ設定ながら、参加者は15人と多めでした。
出発前に、トイレの壁についていたアメリカジカバチの巣を観察。
サービスセンターに近いケヤキの名板の裏にはヨコヅナサシガメ。
幼虫の時は鮮やかな赤い色をしています。樹幹や樹洞に身を寄せ合って、冬場は成体のまま越冬するんですね。
刺されると結構な痛みだそうで、要注意です。
剝がれかけた木の皮の裏や落葉にも、いろんな虫や繭が。
うまく写真に撮れなかったのですが、イラガの仲間の繭やコカニグモがいました。
次に見つかったのはじゃぶじゃぶ池の脇で、キマダラカメムシ。
江戸時代に入ってきた大型の外来種ながら、近年まであまり見かけることがありませんでした。
先月の剪定講習会で剪定したハマヒサカキで、多数のチョウセンカマキリの卵を発見していました。
ここが産卵スポットだったんですね。持ち帰らずにそっとしておいてあげてくださいね。
エノキの根元に降り積もった枯葉からはゴマダラチョウの幼虫が。
春には木を登り、さらに大きくなった後に蛹化を経て蝶になります。
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年内の自然観察会はこれが最後となりました。
次回のテーマは「公園の鳥」です。
バンやアオサギなど、池の周りの鳥を中心に野鳥観察を行います。
1月26日(日)10:00~11:00です。
ふるってご参加ください!