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【尾久の原公園】「ヘリコプター」?ってどういう事????
- 尾久の原公園
暑かったり、冷え込んだり、蒸したり、気持ちの良い日だったり…
外に出かけるときの服装に困るこの頃です。
もうすぐ「梅雨入り」となるのでしょうね…。
さて先日、5月の自然観察会が行われたのですが、
その際、観察会のガイド役をお願いしている荒川区環境課の職員の方が、園路際にある「トウカエデ」を見て、
「たくさんヘリコプターがついているなぁ。」との独り言を聞きつけました。
何のことだか分からなかったので、調べてみたところ、
専門用語で種の形を表す「翼果(よくか)」を指す言葉だという事が分かりました。
「トウカエデ」の木。
東の車両出入口から続く園路の突き当り付近に位置しています。
トウカエデは4月頃に小さな線香花火のような花を咲かせますが、
花が終わるととてもユニークな種が木に無数にぶら下がります。
このユニークな形から「ヘリコプター」又は「プロペラ」、ドラえもん世代は「タケコプター」と
様々に呼ばれているとの事です。
この「翼果(ヘリコプターと呼ぶこととします。)」、ヘリコプターは夏の間、木にぶら下がり、
少しづつ乾燥して茶色くなったころ、風に乗って木から旅立ち、
ヘリコプターの回転翼のようにくるくると回転しながら着地し、その場所で発芽するという仕組みです。
雨のせいか風のせいか落ちてしまった「ヘリコプター」のアップです。
本当に種としては不思議な形です。
青葉と種の優しい色合いのコントラストを見に、尾久の原公園を散歩してみませんか?
職員一同お待ちしています。