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【尾久の原公園】「ヘリコプター」?ってどういう事????

  • 尾久の原公園
'23.05.24

暑かったり、冷え込んだり、蒸したり、気持ちの良い日だったり…

外に出かけるときの服装に困るこの頃です。

もうすぐ「梅雨入り」となるのでしょうね…。


さて先日、5月の自然観察会が行われたのですが、

その際、観察会のガイド役をお願いしている荒川区環境課の職員の方が、園路際にある「トウカエデ」を見て、

「たくさんヘリコプターがついているなぁ。」との独り言を聞きつけました。

何のことだか分からなかったので、調べてみたところ、

専門用語で種の形を表す「翼果(よくか)」を指す言葉だという事が分かりました。


「トウカエデ」の木。

東の車両出入口から続く園路の突き当り付近に位置しています。


トウカエデは4月頃に小さな線香花火のような花を咲かせますが、

花が終わるととてもユニークな種が木に無数にぶら下がります。

このユニークな形から「ヘリコプター」又は「プロペラ」、ドラえもん世代は「タケコプター」と

様々に呼ばれているとの事です。


この「翼果(ヘリコプターと呼ぶこととします。)」、ヘリコプターは夏の間、木にぶら下がり、

少しづつ乾燥して茶色くなったころ、風に乗って木から旅立ち、

ヘリコプターの回転翼のようにくるくると回転しながら着地し、その場所で発芽するという仕組みです。



雨のせいか風のせいか落ちてしまった「ヘリコプター」のアップです。

本当に種としては不思議な形です。



青葉と種の優しい色合いのコントラストを見に、尾久の原公園を散歩してみませんか?


職員一同お待ちしています。