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【尾久の原公園】風の見える公園!
- 尾久の原公園
季節がどんどん早まっていることを感じます。
遠くない先には、日本の四季の割合が激変してしまうのではと危惧しています。
「夏と冬が長く、春と秋はほんのちょっぴり」とか…。
日本の歴史と共に四季があったこと…これからも続いてほしいものです。
さて、尾久の原公園の湿地ですが、昨年の葦刈り範囲を意図的に虫食いにしてみたところ、
例年になく「チガヤ」が沢山顔を出し、銀色の穂をなびかせています。
湿地の三分の一程度に広がる「チガヤ」です。
チガヤは「茅・千萱・白茅」と漢字で書かれます。
単子葉植物イネ科チガヤ属の植物で、かっては食用にも用いられたそうです。
秋になると葉が赤くなる性質が有り、湿地が紅葉したようにも見え季節ごとに楽しませてくれる雑草です。
通常、背の高い「アシ」や「セイタカアワダチソウ」に負けてしまい、置き換わることが多いようです。
そんな「チガヤ」ですが、先に記述したように例年の刈り方を変えてみたところ、
ご覧の様に植生を広げ
風が吹くたびに白と言うか、銀色に見える穂が揺れ、さながら「風の見える公園」となりました。
尾久の原公園は人工物の少ない公園ですが、点在するベンチや柵に寄りかかりながら、
風を感じ、風の通り道を見て、心を癒してみませんか?
お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ季節の恩恵ともいえる風を見に、
尾久の原公園の湿地をご覧下さい。
職員一同お待ちしています。
「#こどもスマイルムーブメント」